HMV460 グラモフォン ルミエール
1924年から1925年の一年間だけ 約1,000台生産されました卓上型蓄音機です。
この当時は音を拾う部分にサウンドボックスを有し、ラッパを使って音を増幅する方式が主流でした。しかし、この蓄音機はサウンドボックスを持たず、針の振動をそのまま竹ひごで金箔が施された紙の振動板中央部に伝送するという革新的な造りです。その音色は紙の振動板というマスの軽さを活かして、ソフトでノイズの少ない暖かい音色を奏でてくれます。
振動系を寝かせて蓋を閉めますと、コンパクトに収まります。