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グラモフォン  HMV460

所蔵蓄音機 : HMV460(ルミエール)(英国)

HMV460 グラモフォン ルミエール

1924年から1925年の一年間だけ 約1,000台生産されました卓上型蓄音機です。テーブル型とフロア型があるが東京町田の本社にはフロア型、オーディオテクニカフクイにはテーブル型が置いてあります。

この当時の蓄音機は、音を拾う部分にサウンドボックスを有し、ラッパを使って音を拡声する方式が主流でした。しかし、この蓄音機はサウンドボックスを持たず、針の振動を、そのまま竹ひごで直径36cmある円形の紙の振動板中央部分に伝達するという革新的な造りです。その音色は、紙の振動板というマスの軽さを活かしてソフトでノイズの少ない暖かい音色を奏でてくれます。これは実際に聞いた人しかわからない凄さと、感動があります。

そして、じゃばら形状の紙で作られた振動板は、朽ちていかない様、金箔でコーティングされ100年経ってもこの姿を保持しています。

当時としては、とても素晴らしい発想だったと思われる一台です。

音が出てきます振動系はホーン(ラッパ)ではないので、蓋がリフレクター(反射板)の役目をして、振動板の背面から出る音を前面に跳ね返す役目も果たしている様です。

振動系を寝かせて蓋を閉めますと、このようにコンパクトに収まります。

TEXT:M_Ichihashi