カーボンニュートラル活動
弊社ではカーボンニュートラルに向けて、2017年から具体的活動をしております。
会社の後ろに山を抱え、日照時間が少なく雪が降る福井県の土地柄、太陽光発電等の設備はリスクが大きくハードルが高い事から、まずは電力の削減をテーマに活動を開始しました
■構内の電力を必要とする機器の分析
・株式会社竹中工務店 様
・北陸電力株式会社 様
・AOIエネルギーソリューション株式会社 様
・ダイキンHVACソリューション北陸株式会社 様
・福岡電機 様
他各社に協力頂き実施しました
■データ分析の結果、社内には大電力を必要とする設備は存在しておらず、消費電力が大きなものとして
1_エアコン 90基
2_照明 旧館650灯 新館700灯
が主に電力を使う機器である事が判明し、この2つに的を絞って対策をしていく事になりました
■トピックス(2026年2月26日現在)
1_エアコン交換による冷房効率の改善
設置が15年以上前の効率の悪いエアコンと、全廃フロンHCFC(R22)を使用している対象機種を排除し新しいエアコンに交換
・2018年 5月~7月 24台の対象エアコン交換実施
・2019年 5月~9月 14台の対象エアコン交換実施
・2021年 7月~8月 4台の対象エアコン交換実施
2_蛍光灯をLEDに交換し消費電力の削減
・2017年8月 旧館約600灯の蛍光灯をLEDに交換実施 ⇒ 旧館電灯の消費電力を計算上約60kw⇒20kwに
・2022年7月 新館約700灯の蛍光灯をLEDに交換実施 ⇒ 新館電灯の消費電力を計算上約36kw⇒12kwに
更に調査頂いて見つかった問題点として
3_新社屋のエアコン室外機のロス
・2022年 2月 効率を悪くしている1つの原因(ショートサーキット)が見つかり改善
新館エアコン室外機天面に設置されている防雪メッシュを取り除き
降雪センサーで天面の降雪を吹き飛ばすシステムに変更
※ショートサーキット
:エアコン室外機天面排気が、天井の防雪メッシュにあたって跳ね返り
吸気に回り込んで効率を悪くしてしまう症状
4_キュービクル(高圧受電変圧器)のロス
2018年 8月 旧館の古いキュービクル(変圧器に環境負荷物質PCB含有)を交換実施
古いモデルは効率が悪く約7kwの電力ロスが発生していたもの
5_作業場所の集約化による効率化
・2019年 広範囲に分散していた技術実験室を、旧館から新館2Fに集結実施
6_各自使用するパソコンをディスクトップタイプから、ノートパソコンに順次入れ替えによる節電
2017年度から、290台ありましたコンピューターをディスクトップタイプからノートパソコンに順次交換
※ディスクトップパソコンに比べて、ノートパソコンは 消費電力が50%~30%程度まで少なくなります
7_新館2F吹き抜け部分のガラス設置と、階段からのアクセス通路動線部分のロールカーテン設置による保温効果の向上
・2015年3月
新館1F-2Fの造りが吹き抜けのオープンスペースとなっており、温かい空気は上にあがり
冷たい空気は下にさがってしまうので、2Fのスペースにガラスを設置
・2018年12月
更に動線となる東西の出入り口部分には、ソフトロールカーテンを設置
フロア内の熱が逃げない様仕切りしました
8_新館屋上ビルマルチエアコン室外機、天面防雪ステンレスメッシュを角度をつけて設置
新館1F-2Fのエアコン室外機が屋上に設置されていますが、今まで天面積雪によるショートサーキット対策として
①天面に取り付けていた防雪メッシュに雪がたまり、ショートサーキットを起こしていた
➡(2022年2月)取り外し
②エアコン使用していないとき、天面のファンが回転せず天板のメッシュに雪がたまってしまう。
➡(2022年2月)積雪・温度センサー導入で室外機の天面ファンを自動で回す装置を取り付け
という対策をしてきたが、まだ効果は完全ではなく、水分の多い雪が降り、気温が下がった日は
スノーセンサー起動でのファン速度では、重い雪が吹き飛ばず、室外機天面防護メッシュに雪が溜まり
その雪が凍ってショートサーキットになる
結果、霜取時間が長く、効率が悪いという状況でした
■更なる対策として (2025年9月施工工事)
雪が天面防護メッシユに溜まらない様ステンレス製メッシュを山型に設置して、雪が自重で落ちる対策を行いました。
(※通称 ゆきんこ 作戦)
データとしては、気候変動の影響で毎年状況が変わりますので数字としての裏づけは取れませんが
この対策で、室外機天面に雪が貯まるのを更に防止でき、霜取時間の短縮・暖房効率の向上になったようで
officeに働く人に聞いてみますと、今までの様な寒さはあまり感じなかった様です。
2016年 未対策の年度をベースにして、2025年までの電力推移状況です
見やすいように2016年(対策前)と、対策完了後2022年以降(単年比較)
(旧館蛍光灯約1,350灯LED化&入れ替え対象エアコン42台交換後)のデータです
■2022年度と2016年度の比較
何も対策をしていない2016年に比べて2022年(旧館LED化&対象エアコン42基交換)のデータを見ますと
年間対比25%以上使用電力が少なくなっている事がわかります
※2022年7月に 新館700灯 蛍光灯をLEDに取り換え
■2023年度と2016年度の比較
何も対策をしていない2016年に比べ、対策が完了した2022年とほぼ同様の良好な結果になっています。
■2024年度と2016年度の比較
2024年度は、大きな電力を消費する機械が複数台稼働する事になったのと、
夏の異常気象(高温で)エアコンのフル運転が続いたために数字が押しあがっています。
■2025年度と2016年度の比較
2025年度は、昨年同様大きな電力を消費するエージング装置が複数台稼働している事と、
春から秋にかけて異常高温度が長期間続き、エアコンのフル運転が続いたために特に夏期の数字が押しあがっています。
(※今までの対策をしていなかったら、もっと大きな消費電力になっていたという事になります)